固定金利型は何年ものがよいのでしょうか?
住宅ローンの利用者としては、できるだけ低い金利を選びたいところです。
金利が低いものは固定期間が短いものにみられますが、その期間が終了すればその時点での金利になりますので、何年ものがよいのかというのは難しい判断になります。
例えば、平成19年4月の実行金利で10年ものをとりあげ、5年ものを採用して6年目の金利がいくらになれば返済額の累計が同額になるのか、また、その時点における借入金の残高はいくらなのかをみてみます。
そうすると、35年返済で5年ものは6年目の金利が4.3%でほぼ一致しますので、6年目の5年ものの金利が4.3%以下と考えられるのであれば、5年ものを繰り返し利用するとよいと思われます。
また、同じような計算で、5年ものを利用する場合に、2年ものを採用して期間終了後は3年ものとすると、2年後の時点で3年ものの金利が4.56%以下であるならば3年ものがよいという計算になります。
なお、固定期間終了後の金利というのは予想するしかないわけですが、急激な金利上昇はなくても段々上昇していくと思われますので、金利差を活用した返済期間の短縮をすることも一つの方法といえます。 |