登録免許税とは?
登録免許税というのは、土地や建物の権利関係を明確にする登記の際に必要になる税金です。
通常は、10万円以上かかるとみておくとよいでしょう。
登記とは?
登記にはいくつかの種類があります。
土地・建物を自分の所有とするための登記や、住宅ローンの契約を結ぶ際に担保を設定するための抵当権設定登記がありますが、それぞれ登録免許税が課税されます。
なお、建物表示登記については課税されません。
登記の手続きは?
登記の手続きは、一般的には、一定の手数料を支払って司法書士に依頼し代行してもらいます。
登録免許税の税額は?
登録免許税の税額は、次の算式によって算出します。
⇒ 税額=課税標準※×税率
※課税標準は税額計算のもとになる価格のことですが、これは原則として、その年の1月1日現在の固定資産税評価額になります。
なお、税率は次のように登記の内容によって異なります。
内容 |
登記の種類 |
本来の税率※1 |
軽減措置による税率 |
新築住宅購入※2 |
土地 |
所有権移転登記 |
固定資産税評価額×1% |
軽減措置はありません |
建物 |
所有権保存登記 |
固定資産税評価額×0.4% |
固定資産税評価額×0.15% |
中古住宅購入 |
土地 |
所有権移転登記 |
固定資産税評価額×1% |
軽減措置はありません |
建物 |
所有権移転登記 |
固定資産税評価額×2% |
固定資産税評価額×0.3% |
ローンの借り入れ |
抵当権設定登記 |
債権額(借入金)×4% |
債権額×0.1% |
※1 平成18年4月1日から平成20年3月31日までの税率です。
※2 新築住宅を建築する場合には、さらに建物表示登記が必要になります。 |